quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

80年代に東京駅で見た集団

国鉄の制服を着ているのだが、顔つきが全員、ヤクザそのもので、何だか、顔色も全員黒っぽい。そんな集団が十数人横並びで東京駅の地下コンコースをずんずん、行進して行った。80年代に見た光景である。一体、何の集団なのかさっぱり分からなかったが、後年、それが「労働組合」であることが分かった。いわゆる、「父ちゃんを国鉄に返せ」、の父親たちそのものの集団である。

当時、ちょっといかつい顔つきだと、ぜひ、労働組合へ、と言うことになって、そのまま出世(組合専従になったのか、国鉄幹部へ取り入れられたのかは不明)も出来た、と言う世の中であった。本人たちに罪は無かった、と言うのが「父ちゃんを...」の言い分であるが、本人たちに罪は無い、ってどこかで聞いた台詞だと思ったら、ナチスの構成員の言い訳だった。