quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

米国での白人と黒人の対立?

白人警官による黒人(犯人だったりそうでなかったり)の射殺や、またそれに抗議する暴動によって警官が殺されたり、と言う事件が相次ぐ米国。
ニューズウィーク日本版に興味深い記事が。

  1. 冷泉彰彦プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
    • 人種分断と銃蔓延に苦悩するアメリカ2016年07月12日(火)
      • 黒人独特の言語やカルチャーについて白人警官が正確に理解できていない
      • 言語面のコミュニケーションが上手くいかず、被害者なりの「反抗姿勢」の「危険度」が警察官に正確に伝わらなかった
      • 多くの黒人家庭で子供に対して「卑屈になるな」と厳しく教育
  2. モーリー・ロバートソン 点と線
    • 「トランプ現象」を掘り下げると、根深い「むき出しのアメリカ」に突き当たる2016年03月11日(金)
      • ジョージ・ウォレス「今も明日も、そして永遠に人種は隔離する」(segregation)
      • かつて人種平等に強く反対していたのは民主党だった
      • 白人と黒人を区別することこそが、大多数の白人労働者の雇用と給料を保証する一番の方法
      • 『差別撤廃に向けたバス通学』『州の権利』、「小さな政府」「州の権利の尊重」「地域社会への配慮」「個人の選択に政府が介入しないこと」
      • トランプの扇動はウォレスの手法を何段階も進化させたものだ。

ジョージウォレスさんの「怒れる南部白人」という政治姿勢については、ここKousyoublog(「永遠に差別を!」米国を分断した政治家ジョージ・ウォレスの生涯)に詳しい。そのKousyoublogには、もう一つの米国の「進化論教育は罪か?スコープス裁判と原理主義が変えたアメリカ」と言う面白い記事がある。


ああ、アメリカには3回行ったけど、もう行きたくないね。行かずに済むといいなあ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の銃殺人事件(乱射ではなく、教授を殺害)で、警察が構内を逃げている犯人を特定するため、多くの学生・職員を地面に両手を挙げたまま座らせ、身体検査をしているコワイ写真がある。もし自分が居合わせたら「両手を上げて座れ!」と言う英語を現場で聞き取れるだろうか、、、、