quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

拉致事件で恥ずべき発言

産経新聞【ボストンから一言(13)】6/6(米ボストン在住・新田多美子)
相次ぐ不祥事の元凶は無責任体質 拉致事件で恥ずべき発言をした「芯のない」面

土井氏側は、すがる思いで助けを求める家族を見捨てるような態度だったと語る有本さん家族をテレビで見ながら胸が痛くなる思いだった。マスコミは「マドンナ」と持ち上げ、本人も「山は動いた」と豪語し大政治家ぶっていたが、自国民を守るべき人間が、北朝鮮に国民を売ったことに等しい。その残酷な姿勢に政治家としての資質を疑う。

「拉致などない」と言い切った土井氏は、北朝鮮による拉致の実態が明らかになると、「私もだまされていた」と恥ずかしげもなく、被害者のような言い訳だった。

そして無責任との批判を免れられないと思うのは、菅直人氏だ。1989年に在日韓国人政治犯の釈放に関する要望として当時の盧泰愚(ノ・テウ)大統領宛てに土井氏らと一緒に嘆願書で釈放を要求した。

菅直人氏は「在日外国人が民主化運動をやって逮捕されたので釈放要求に署名をしてくれと土井氏から頼まれた。しかしその人間(辛光洙容疑者)が誰かというのは、いちいち調べる余裕がないときの話しです」と釈明をしている。

北朝鮮による拉致が完全に明らかになったあとの、政党懇談会番組で、社会党がwebサイトで依然として拉致を否定していることが指摘され、慌てて、「すぐ直しますから」と弁明していた。その後、社会党は、すぐに、選挙で大敗し、フェードアウトして行った。当時、「日本人の正義」に大いに感心した覚えがある。
一方、もっと酷いのは菅直人さんの方で、さらにロクデナシなのはその選挙民である。