quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

市長の代わりはおっても、夫の代わりはおりまへん

高槻市長さんで、介護のために辞任されたえむらとしおさんの妻がなくなられた。以下、読売新聞webより。

  1. アメリカや韓国など、海外のメディアでも紹介
  2. 妻は床ずれも治り、文字を書いたり、箸を使って自分で食事を取れるように
    • 健康状態も認知症の症状も、改善
  3. しかし、2000年11月に、ショートステイ先の老人保健施設で食べ物をのどに詰まらせる事故に遭い
    • 話すことも、口から食べることもできなくなってしまいました。
    • 「長くて3か月」。事故の後、医師からそう告げられたことを考えれば、長い間よく頑張ってくれた

NHK元記者の村山智弥君(ペルーで取材中に自動車事故。帰国後、リハビリを続けていた)とほとんど同じ状況だ。彼も、ようやく少し回復した(少し意思の疎通が取れるようになった)ところで、ショートステイ中にのどにものを詰まらせて、その数ヵ月後、2001/7/21に帰らぬ人となった。リハビリ中の人は「ショートステイ」に特に要注意ということだ。そういう施設では人員コスト的に、全ての患者に対して食事中につきっきりになってくれてはいない、ということだろう。料金体系上仕方ないかも知れぬが、それにしても極めて残念なことだ。
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