quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

沖縄の片務的貢献とは?

ケントギルバードの「【ニッポンの新常識】台湾に米軍駐留、ボルトン元米国連大使の衝撃論文 琉球新報は報道するも…」(2017.01.28)

米国はカーター政権下の1979年1月、中華人民共和国(PRC)と国交を樹立し、対日戦の同志だった中華民国とは断交した。

カーターのときだったとは!もっと前だったような、、、、慌てて田中角栄が中国訪問して国交正常化したのではなかったっけ?キッシンジャーとかが暗躍したンでは?と思ったら確かに、日中国交正常化は72年であった。米国より先だったのだ。
で、とりあえず米国は79年に台湾と断交し、どうなったのか、をケントさんは、

54年12月に調印した米台軍事同盟である「米華相互防衛条約」も、同じ時期に失効し、在台米軍は撤退する。あらゆる周辺国と衝突してきた人民解放軍が、いずれ台湾を軍事進攻することは確実と思われた。

記している。確かに、

と言う素晴らしい業績を見れば台湾など「ヘ」も同然であろう。ところが、しかし、とケントさんは続ける。

だが、米国は台湾関係法を整備した。米軍駐留は終了するが、武器売却や沖縄などの在日米軍の力で、自由主義陣営である台湾を守れるようにしたのだ。沖縄(日本)はそれ以来、米国の台湾防衛政策に、片務的貢献を果たしてきた。

勉強になった。