quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

原発事故が無くともがんなどの病気が見つかる可能性は高くなる

一瞬、また、目を疑った産経の記事。今回は産経記者がひどいのではなく、日本医科大のお医者さんの話。記事はMSN産経2011.11.20,14:24、事件【ベラルーシから見た福島】(下)子供の長期健康調査不可欠というタイトル。で、日本医科大の清水一雄先生(63)=内分泌外科=は、こうおっしゃる。

福島はチェルノブイリのようにヨウ素欠乏地ではなく、放出された放射線量も低いため、単純に比較できないが、日本でも甲状腺がんは多発するはずだ

すると、、、、ドイツでは地震は少なく原発事故は起こっていないため、福島とは単純には比較できないが、ドイツでも甲状腺がんは多発するはずだ。
もっと言えば、、、、月には水がなく津波は起こらないし、人間は住んでいないので福島とは単純には比較できないが、月でも甲状腺、、、以下略。
さらに、清水先生は続けて、

長年にわたり定期検査を実施することで、受診者はこれまでの何倍にもはね上がる。その分、放射能の影響の有無にかかわらず、がんなどの病気が見つかる可能性は高くなり、医療現場は対応を迫られる

一体全体、この人は何が言いたいのか、、、。つまり、検査を十分にすることが国民の総意であるから、医療スタッフ確保のための大学向け予算を増額せよってことかな?
月の話はあまり面白くないので、もう少しひねったパロディを考えたい。