quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

社会党は外患?

昔、中学生だったころ、アマチュア無線をやっていて法律をいろいろ勉強したことがある。そのとき、刑法で、外患は死刑、というのを呼んでぎょっとした記憶がある。「いきなり死刑かよ!厳しすぎ?」
しかし、これはどこの国でもたいていそうなのであって、かのマリーアントワネットもギロチン行きになった罪状は外患だ。良く言われているような「浪費で嫌われた」わけでは全くない。自らを救出するためにフランスへ攻め込めと言う密書をオーストリア皇帝の兄に送っていたのだ。ツヴァイクは「自らが国家」という絶対王政下のことであるから当然の行動である、と評している。
さて、かの社会党土井氏の出自問題とからんで外患同様の行為をしていたらしい。党首のパチンコ好きもその一環だそうだ。拉致問題が明らかになった後も、同党のwebでは拉致犯罪を否定するような文言が並んでいたのは有名な話で、自分も呆れはてたものだが、その後、社会党議員が次々と落選して行くのを見て日本人も捨てたものではないとも感じた。
但し、落選した多くの人々は当然、自分が社会党だったことも、社会党北朝鮮が拉致を認めた後でもwebサイトで拉致はでっち上げという内容の主張を行っていたなんてことも全て隠して民主党へ移ったわけで、そういうのを見ると、「テレビ番組の捏造問題」と同じように、いくら組織を潰しても、実行したスタッフは一旦散らばってまたどこかで集まって同じことを繰り返すのだろうな、という気がした。