quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

頑張れ、国境なき医師団

武漢在留邦人のチャーター機が戻ってきた。
乗務員、医師団の皆さんにはこころから敬意を表したい。

中国湖北省に在留する邦人を帰国させるための日本政府の全日空チャーター機の退避第1陣が29日午前8時40分ごろ、羽田空港に到着した。日本政府が感染症の蔓延を受けチャーター機を派遣したのは初めてとみられる。
チャーター機には、湖北省に在留する206人が搭乗した。医師1人と看護師2人を含む厚生労働省の医療チームも同乗し、全員に問診や検温といった簡易の検疫を実施。

産経新聞のニュースは続けて、

到着後は、症状のある人は東京都の感染症指定医療機関に搬送。症状が確認されない乗客も国立国際医療研究センターに搬送し健康状態を調べるという。陰性の場合でも、帰国後2週間は外出を控えてもらうように依頼するとしている。

としているが、ジンケンシンガイではないか?
米国では、エボラ出血熱の感染拡大の際、CNNが伝えるように、

エボラ患者看護の女性が外出、自宅待機求める州と決裂 米(2014.10.31)
(CNN) 西アフリカでエボラ出血熱の患者の診療に従事し米国に帰国した看護師ケイシー・ヒコックスさんの自宅隔離を巡り、米メーン州のルパージュ知事は30日、ヒコックスさんとの交渉が決裂したことを明らかにした。
ヒコックスさんはこの日早朝、同州フォートケントの自宅からボーイフレンドとともに自転車で外出。パトカー1台と大勢の報道陣がその後を追いかけた。
ルパージュ知事は数時間後、どこまでの外出を認めるかに関する交渉は不調に終わったと述べ、ヒコックスさんを公共の場所から遠ざけるために法の許す範囲で権限を行使すると強調。「誰であれ3フィート(約90センチ)以内に近付いてほしくない」と語る一方で、パトカーを付けたのはヒコックスさん本人を守るためだと主張した。ヒコックスさんはシエラレオネで国際医療支援団体「国境なき医師団」のボランティアとして活動し、米国に帰国した。帰国時の空港で発熱があるとして一時病院に隔離されたが、2回のエボラウイルスの検査で陰性とわかり退院した。

当局の要請など、無視して外出しているぞ。
アムネスティや、ヒューマンライツナウは、日本政府の要請に対して断固抗議すべきなのではないか?え?