quadratureのシニカル日記

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坂村健の目
「正しさの確率」の重み
毎日新聞2017年10月19日 東京朝刊:サイエンス>コラム>科学・技術>紙面掲載記事>オピニオン

科学者は間違える。
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ポリウォーター、火星の運河、野口英世の黄熱病菌発見

 科学は間違える。だからこそ「間違い続け」ないために、論文、博士号、学会、引用、査読、追試といった、自らを疑い「正しさの確率」を少しでも上げるためのシステムを整備してきた。それでも、STAP細胞騒動のように科学は間違える。しかし、それを自覚しているからこそ、間違い続けもしないのが科学だ。

日本学術会議の報告書「子どもの放射線被ばくの影響と今後の課題」を取り上げ「影響はない、が現時点の結論だ」と書いた。私は放射線医学の専門家でもないのに、これを「正しい」と考えている。それは、この報告書が科学のシステムにのっとっているからだ。

こんなまっとうな記事を載せて大丈夫なのだろうか?毎日新聞