真昼の決闘

ニューズウィーク日本版オンライン、冷泉彰彦、2014年11月25日
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ミズーリ州ファーガソンで警官ウィルソンがチンピラを射殺して大騒ぎになっている話。

一方のウィルソン警官ですが、完全に雲隠れし、警察の同僚女性と静かに結婚式を挙げたということです。

映画「真昼の決闘（High Noon）」（1952年）を思い出す。映画の主人公のウィルは逃げずに戦ったのだが、相手は四人である。ファーガソンのウィルが逃げなかったら、暴徒に囲まれ、アラバマ物語ならぬ、ミズーリ物語になっていたであろう。

真昼の決闘：ゲイリー・クーパーとグレイス・ケリー主演。テックスリッターが歌った主題歌Do Not Forsake Me, Oh My Darlin'も有名。両親と一緒にどきどきしながら白黒テレビ見たのはいつの頃だろう、おそらく６０年代後半だ。両親ともに、映画をリアルタイムにロードショーで見たと話しておりストーリーも熟知していた。
映画の圧巻シーンは、もちろんグレースケリー扮する主人公の婚約者が自ら銃を取り、犯人の一人を射殺するところだ。