quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

Wallstreet Journalのトヨタに関する記事

ウォールストリートジャーナル日本版「カリフォルニアに愛想尽かしたトヨタ」By HOLMAN W. JENKINS, JR. 2014年5/16。文句なく面白い記事。
原題はToyota's California Getawayで、ゲタウェイはタイポではなく、脱走とか逃亡とか言う意味の単語。
トヨタ本社がテキサスへ逃げ出した理由は二つあって、一つはヘンリー・ワックスマン上院議員とその知り合いの弁護士によるオートマ車電子回路誤動作のフレームアップである。これは既に米政府が、米ディーラーが無理矢理敷いたフロアマットが原因と突き止めていたにも関わらず、虚構をでっち上げた話。悪いことにロサンゼルス・タイムズ紙も一枚噛んでいる。(ニューヨークタイムズ紙ではない)。
二つ目は地元の「カリフォルニア大気資源委員会」による無意味な規制で、電気自動車のテスラ社を無償援助しろという強制である。記事では「州内でのゼロ排出車(ZEV)の一定比率の販売を義務づける空虚な規制」と書かれている。

こういう海千山千は中国と全く同じ気がする?法治でなく人治である。それでも米国が栄えているのは、アホをすっぱ抜く人もちゃんと居る、からなのだろう。
しかし、Quadratureはこのアホ側とお友達になって、小金を儲けたい。