quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

Tumiのバッグ

そもそもの発端は電車の中でドゥカティ(=イタリアのバイクメーカー)のリュックサックを見たことだった。何とも派手で斬新でイタリアっぽいし、恰好だけなら「昔インラインに乗っていたO先生のリジッドな白いリュックにも負けないぞ」という気がしてきて、少し調べたらTumiという高級バッグのメーカーの製品ということがわかった。
さらに、件のドゥカティ・リュックサックは日本ではどうにも入手しにくいらしいことが判明したのだが、同時に、Tumiのバッグが今、日本のビジネスマンに大人気だというのだ。「ようし、俺も珍しく流行に乗って見るか」と、ヨドバシで貯めたポイントを『出張用のバッグ』に還元した。
冬も終わりのある日の早朝、遠方への出張当日、雪が降る中をヨドバシ某店で「全額ポイントで!」とTumi26141DHを購入してしまった。そうして北から南まで、こいつに目いっぱい詰め込んで出かけた。26141は、PCや、書類や、ペットボトルなどが入る多機能バッグでたいそう使い易く、、、、と言いたいところなのだが、問題が二つある。

  • 意外と容量が小さい
  • バッグ自体が重い

どちらも、「とても」を付けて表現したくなるほどであり、これを持ってちょっとした距離を歩くと肩こりで具合が悪くなる。「これは、キャリーカートを買わなければいかんなぁ、、」と思っていたら、全く全く同じ感想を記していたブログがあった、芦田の毎日。彼によると、キャリーカートをオプションで買うのではなく、キャリーカートタイプのTumiバッグをもう一つ買うのが正解なのだそうだ。
【後記】もう一つ、その芦田さんのブログで面白い記事があった。コピペは本当に悪いことなのかである。まぁ、ちょっと前から「(他人のレポートを)写す努力を認めよう」とか言われているけれど、芦田さんの視点はちょっと違っていて、

レポートは教員の手抜きである

ということらしい。さらに痛快なのが、

学生参加型の授業は教員の手抜きである

で、腹を抱えて笑って気持ちよくなったのが、

(文科省の)特色GPの申請のほとんどはこの種(=学生参加型授業=教員の手抜き)の取り組みで占められている

つまり、手抜き教員に予算を付けた!とおっしゃっている。芦田さんは審査員をやっておられたそうで、いい加減なコメントではない。痛快痛快、としばらく思っていたけど、ふと気がついた。いや、手抜きと言われてもいいから、何かの予算に当たるのはうらやましい。

【後記2015】http://www.ashida.info/blog/2014/07/post_429.html大学入試改革(教育再生実行会議)の時代錯誤について ― 〈人物〉評価とは何か