2014-06-15 池田信夫Blog「宗教改革の意図せざる結果」 2014年06月15日13:21の記事が大変わかりやすい。 宗教改革以前 ローマ帝国の支配はきわめてゆるやかなもので、各属州の自治を認め、納税すれば内政には干渉しなかった。 民衆の文盲率は90%以上で、聖書なんか読めなかった。 各地には民俗信仰があり、カトリシズムはそういう異教との折衷だった。 神聖ローマ帝国は神聖でもローマでも帝国でもなく、ローカルな領邦の連合だった。 宗教改革の起こった原因 中世末期の戦争と疫病 人口が3割以上も減り、人々がつねに死と直面する社会では、それを救済する(死に意味を与える)教会の権威が強まる。 宗教改革を支えたイデオロギー スコラ哲学、トマス・アキナスの神学 アリストテレスの異教的な自然学との折衷 ⇒異教的な部分を排除⇒宗教改革 で、その意図せざる結果が近代科学と資本主義 彼の「お話」と思いきや、The Unintended Reformation: How a Religious Revolution Secularized Society と言う本の書評だった!