quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

競馬裁判の意味するところ。

2013年5月23日11時37分 読売新聞オンライン版、社会面「「外れ馬券も必要経費」課税5200万円に減額」
大阪地裁の判決で、一応有罪なのだが、検察側が主張していた課税額約5億7000万円を大幅に減額して約5200万円と認定したのだから、実質勝訴(但し、執行猶予の懲役はついた)と見て良いだろう。
28億7000万円分の馬券を買って、30億1000万円の配当を得たところに、5億7000万円も課税されたのではたまらない。そんなことで起訴する検察官は馬鹿なのではないか?と思いたくなる。しかし、、、、
問題は、被告はほぼすべてのレースで大量の馬券を購入しており、競馬予想ソフトを使用して、資産運用していたらしい(と、大阪地裁も認定)。
このままは、JRAのビジネスモデルが破綻する。みなが、その予想ソフトを使用して馬券を大量に買うだろう。億単位でなくとも、最小の馬券のところまで相似的に縮小すればOKなのだ。ソフトの使用料まで必要経費に認められたのだから、みんな始めるに違いない。
この裁判、JRAが起こすべきものだったような気がする。どうやって「検察」を抱き込んだのだろう。