quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

ヂ(ジ)フテリア予防接種による中毒事件についての法務廰(庁)の意

毎日オンライン、2007/4/22より。1948年のジフテリア予防接種禍(京都84人死亡、島根16人死亡、各々数百人に被害。ワクチンの一部の無毒化が不十分だったため)における国の対応の公文書。栗原敦(京都、息子さんが予防接種禍で障害を負った)さんが厚生省の情報公開文書から発掘した。単に「ひどい」と見るよりも、「沈着冷静」な分析と見たい。自分たちも、厚生省を見習って、人生の端々でこういった冷静な判断が出来るようになりたいものだ。

被害者より国を被告として訴訟が提起されたときは、国は敗訴を免れない。多額の国家賠償請求の訴訟が多数提起されることが予想される。進んで相当額の慰謝料を支払い、これ以上慰謝料を請求する権利を放棄させ、大部分の訴訟の提起を防ぎ、当事者双方の有形無形の費用の支出を防ぐのが得策