quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

また長野県警がやらかした─変死事件の怠慢捜査

地下鉄サリン事件で、犯罪者のオウム真理教団以外でもっとも責任の重いのは誰か。それは長野県警だ。地下鉄サリン事件の数ヶ月前に起こった松本サリン事件でろくに捜査もせず、挙句のはてに無関係の人を逮捕し、長期間にわたって拘留したうえ、家族に脅迫まで行った。この初動捜査ミスがオウム真理教に「自信」を付けさせ、地下鉄サリンを招いたのだ。事件後も長野県警は反省の色は全くない。国家公安委員長が国会で遺憾の意を表明しているにもかかわらず、全く反省なしだ。
あれから十年近い年月がたった─また、長野県警がやらかしてくれた。
長野県塩尻市で2002年10月、燃えた乗用車内など(女性は車外で発見)で交際中の男2人の遺体が見つかった事件で長野県警は初動捜査を十分に行わずに自殺と断定してしまい(県警側は自殺と第三者による殺人の両面で捜査を続けているとしている)、住友生命もこれを理由に男性(当時24歳)の両親がかけていた生命保険金3500万円の支払いを拒否していた。この生命保険金をめぐる民事裁判で、本日、長野地裁は「自殺する動機は見当たらず、男性の死は第三者による他殺と認められる」として、住友生命に保険金の支払いを命じた。いい加減にして欲しい─税金泥棒、長野県警
【後記】24日現在、新聞掲載は読売と朝日のみ。サンケイと毎日は沈黙。何か闇があるらしい。