2006-11-01 未履修問題 自分にはどうでも良いことなのだが、文科省の対応が興味深いので記して置く。当初、1〜3の対応策が提案され、結局、3が採用されたとのこと。内容はサンケイオンラインより。 特区研究開発学校 指導要領によらない教育カリキュラムを例外的に認められる。 違反校を追認し、なし崩しになる 指導要領を守らなくていいという、モラルハザードを招きかねず、、 飛び入学 補習をこなしつつ、大学入学資格を与える方法 飛び入学は本来、成績優秀者への制度 「卒業させる」と明言した伊吹文明文科相の“公約”に反する、、 行政事件訴訟法の「事情裁決」 行政行為(卒業認定)が法的に違法でも、取り消せば公益に著しい障害が生じる場合は、取り消さなくて良い 結局これが採用された。 論点 内閣法制局との調整、児童生徒の規範意識をどう高めていくかという議論 最大のネックは350時間の履修不足があった盛岡の私立高校 かわいそうだと情緒に流され、法律をなし崩しにする声は多い、、 『既卒者』の資格を取り消さない判断に法的に問題はないか 権利バランスは取れるか 【後記】TVのインタビューで「ちゃんと履修しちゃった人がブーたれてるようす」が放映されていた。