quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

タクシー全面禁煙化へ動くか?

12/20東京地裁判決、「タクシーの乗車時間や利用頻度を考えると、全面禁煙化しても支障は生じない。禁煙を望む利用者の立場に立つと、全面禁煙化が望ましい」
もともと、タクシーでの受動喫煙に悩む乗務員と利用者計26人が、「車内の喫煙を防止する措置を国が怠ったことで健康被害や精神的苦痛を受けた」として国を相手に賠償を求めた裁判であったが、請求自体は棄却されたものの、実質勝訴とも言える裁判長のコメントが付帯された。タクシーの全面禁煙化を促した判決が確定する見通し。
判決はさらに、「事業者には、受動喫煙の危険性から乗務員を守る安全配慮義務があるのに、タクシーは他の公共交通機関に比べて禁煙化が著しく遅れている」と指摘した。副流煙による乗務員の健康への影響も「見過ごしがたい」としたうえで「事業者任せでは早急な改善は難しい。禁煙タクシーの普及に向けて国の対応が期待される」と述べている。
(asahi.com 12/20より)