quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

funeral


夜突然電話がかかって来て、「いや、連絡しようかどうか迷ったんだけど、君には結婚式にも出て貰っているし伝えようと思って」と云われたのでてっきり離婚でもする相談なのかと思ったら、父君が亡くなられたらしい。明日通夜とのこと。礼服を準備して出かけた。黒いベストが存在したのかどうかすら忘れており、いつものように悩んだ挙句ちょっと探して見つからないのでグレーのベストを持った。ボタンは礼服もベストもズボンも全くしまらない。着替えるとなんだか舞台衣装でも着ているようだ。我孫子まで上野発の常磐線で30分くらい。上野から出る普通列車が所謂快速で、千代田線直通が鈍行ということだ。駅でA氏と会った。
お経はスピーチのあとほんのちょっとで、焼香が始り、それもすぐ終わって精進落としの部屋で「今日は夕食要らないって言って来たから」と言いながら寿司とビールをがつがつと食べた。大明神の父君の葬儀のパターンと同じだ。どんどん簡単になる。もはや四十九宴などという言葉も死語であろう。自宅で葬儀をやったなどということはものすごい経験になるだろう。
【メモ】大明神とSさん(葬儀は身内だけと参列は辞退された)、我孫子(N氏)、いずれも父君で、5000円ずつ包んだ。