quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

罪状がさっぱり分からない河井元法相の選挙違反

元法相で元衆院議員の河井克行被告と、妻の案里元参院議員の「選挙違反・買収」に関して、前者の実刑判決(3年)が東京地裁で出た。
 
ニュースを聞いた人の半分は、選挙民に実弾配った、と思っているのではないか?
そして、残りのさらに半分は、「確か、運動員にも過剰に配ってたな」と思っているのではないか?
 
後者については確かに犯罪(過剰なお菓子でさえNG)だし、既に別件で裁かれている。
しかし、今回の判決は、運動員買収でも、選挙民買収でもないことに、誰も気づかないのだろうか?
そもそも、被告本人も、当初は、「政治活動費を配布した」と言い張っていたはずだ。
 
もし、選挙民でも運動員でもない人々を買収することも違法であるならば、これから先、与党・野党を問わず、立件される人が後を絶たないだろう。
それにしてもみんな納得してしまっているのがチョー不思議。
 

(後記)
それとも、ほとんどの関係者は同一選挙区内だったのか? それなら表向きの罪状は明白だけれど、「投票依頼」にしては圧倒的に人数不足だ。
「投票とりまとめ依頼」にしても少な過ぎる。どうして争わなかったのか。地裁の裁判長ではアホ過ぎて話にならンと思ったのか?