quadratureのシニカル日記

イヤなことは壺の中に

韓国への対応は十年前からの方針転換では?

最近の対韓国への政府の対応を見ていると、これは対中国へのそれと合わせて、昨日今日に決まったことではないと言う気がしてきた。

中国において、尖閣問題で日本の会社や大使館が焼き討ち(2012)された際、当時の日本政府は一歩も引かず抵抗し続けた。ニューズウィークは「トーキョーはもはやチャイナを恐れない」と書いた。その時の政府は、安倍政権でも自民党でもなく、何と、あのルーピーさんがおられた民主党政権である。

それから、政権が再び自民党に移ったあと、今度はじわりじわりと、外交青書で韓国外しを続けて来た。
これはかなり長いスパンであり、政権の一時的判断によるものではないような気がする。もっと下部組織、つまり、外務省官僚(米国のディープスロートのような)の意思決定が働いた長期的な方針転換なのだ、きっと。多分。