日本の政権交代は時代劇的?
ニューズウィーク日本版6/25
コラム>プリンストン発>日本/アメリカ 新時代 二大政党制が日本で根付かないのは「残念なリベラル」のせいなのか(冷泉彰彦)
結局、そのせいなのかどうか良く分からなかったのだが、見出しは、サラリーマンvs自営・農業と言う社会構造で、前者が、
具体的な「政策の変更」ではなく、与党を罰して下野させ、野党による人心一新に期待して投票をしたのです。
何だか、時代劇的に、水戸黄門的が印籠を見せて悪代官をねじあげればすべて解決すると、みんな(サラリーマン層)が思い込んでいるせい、と読めたので面白かった。
ちなみに、後者の自営層は、
ある政権が自分たちに十分な支援をしてくれなければ、別の政権(や派閥)にスイッチすることを真剣に考えます。
なのだそうだ。あれか、日本医師会か。
一方、前者(サラリーマン層)は、会社ファーストなので、
社内での昇進とか、会社の業績の浮沈の方が大きな影響があるわけです。ということは、投票行動が自分に与える影響は、切羽詰まったものではなく、印象論などに乗って投票先を変更
つまり、「彼らを捉えるイメージ戦略」と言う曖昧模糊とした理由でこれまでの政権交代は起きていて、政策自体は全然変わっていないのだそうだ。
その通りだと思う。それでもQuadratureとしては、1990年代に始まった小選挙区制への改革は成功だったと思う。理由は三つある(冷泉さん的言い方!)。